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2017-04

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イタリア 1-1(PK5-3) フランス

得点
19’マテラッツィ(イタリア)
7’ジダン(フランス)

“言うまでも無い伝統を持つイタリア”対“まるでイタリアやドイツのような戦いを披露したフランス”。決勝戦だけに確実につまらない戦いになるに違いないと予想していたが、事実は違った。

試合は、以外にも早々動いた。前半7分、マルーダが獲得したPKをジダンが沈める。怪しげな判定だったがフランス優位で動いていたなかでの貴重な先制点だった。イタリアも19分、フランスの恐ろしいほど強固な中央を避けるようにサイド攻撃から得たCKをマテラッツィがビエラに競り勝ち、早々と同点に追いついた。

その後の展開は、研ぎ澄まされた鋭いナイフを最強の盾が防ぐという技術面、運動量とも申し分なく、緊迫した雰囲気で試合は膠着した。後半にビエラが負傷退場したあともチームに大きな動揺は見られず、延長前半の決定的なジダンのヘッドもブッフォンが枠から弾き出した。残念だったのが悪質なマテラッツィへの頭突き。人々の記憶の中には、世界最高選手がWM決勝の引退試合で犯した退場劇は皮肉にも素晴らしいプレーとともに永遠に記憶されるだろう。

肝心の勝負はPK戦にもつれこみ、フランス二人目のトレセゲのシュートがバーに嫌われ、イタリアは5人全員が決めた。イタリアは1982年以来、1994年の悪夢を忘却の彼方に追いやる24年ぶりの優勝を果たしたのだった。

満面の笑みを浮かべ、歓喜の宴を上げるイタリア。一方のフランスは、試合後の落胆も多少冷めているであろう銀メダル授与時にも一切の笑顔は無い。前日に行われた笑顔溢れる不要論の絶えない3位決定戦はただの消化試合かつ親善試合。今日の決勝戦は死闘だった。

ジダンの引退試合とシセの残酷な負傷を胸に刻み、前大会の屈辱を晴らす戦いをしたフランス。セリエAのクラブ八百長スキャンダルに落胆しているイタリアの人々に極上の鎮痛剤を捧げるべく戦ったイタリア。そのことを踏まえての運頼みのPK戦。サッカーの神はイタリアに勝利をプレゼントしたのかもしれない。

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ポルトガル 0-1 フランス

得点
33’ジダン1(フランス)

4-2-3-1を基本とし、両FWの習性を除く攻撃手段が大変似ている両チーム。勝敗を分けたのはただ一つのPKだけだった。

ポルトガルの攻撃はフランス守備陣に完全に押さえ込まれた。
恐ろしいブーイングを浴び続けていたロナウドは複数人で囲まれ、中央で異彩を放つデコはビエラとマケレレに挟まれ、さらに、切れの無いフィーゴはアビダルを翻弄できず、チーム得点王マニシェの飛び出すようなスペースはかき消されては、ポルトガルの有効な攻撃は無に帰した。途中交代のシモンとポスティガが投入され、2-4-4となっても決定的なチャンスは生まれなかった。また、62分の突破力に定評のあるミゲルの負傷退場も大変痛かった。

フランスは8年前と同じく中盤と守備が強固で、的確な試合運びを見せた。
違う表現をするならば、露骨な時間稼ぎというマリーシアを駆使して、専守防衛完全守備の4-4-1-1戦術で半分の45分間を戦い、危なげなく確実に勝利を収めた。イングランドを髣髴とさせる現実的な戦いで、33分、アンリが手に入れたPKを、ジダンが確実に決めたこのシーンだけが、フランス唯一のハイライトシーンだった。

これで、フランスは、スペインとブラジル、そしてポルトガルを蹴散らし、決勝の切符を手に入れた。得点を奪ったら、守ってカウンターのフランス。決勝はイタリア対フランス。イタリアはまるで自分たちの分身と戦っているような錯覚に陥るかもしれない。

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ドイツ 0-2 イタリア

得点
119’グロッソ1、121’デルピエロ1(イタリア)

余りにも劇的な幕切れだった。
ペナルティエリア内でフリーでいた、グロッソのゴール。PK目前の2分前の出来事。それでも諦めず、前に出るドイツを逆手に、カウンターからデルピエロのトドメの一撃。歓喜するデルピエロを尻目に、タイムアップの笛。崩れ落ちるドイツと歓喜に沸くイタリア。愕然とするドイツサポーターと青い発炎筒を焚くイタリアサポーター。ワールドカップ史上に残る劇的な幕切れだった。

前半、ドイツは、クローゼがゴール前に悠然とそびえ立ち、高い位置で奪ってからのショートカウンターが、チャンスを演出する。一方のイタリアも、ピルロの危険極まりないパスが、ドイツ守備陣を震え上がらせていたが、後半になると、一進一退の緊迫した試合から膠着し始める。

イタリアの攻撃は数が減り、迫力も失せ、守備を重視していく。後半73分と83分に、ドイツが繰り出したシュバインツタイガー、オドンコールという武器にも、強固な守備で跳ね返していた。その後、試合はスコアレスのまま、決勝TM5試合目の延長戦になった。

後半、リッピ監督は、全く動かなかった。彼は延長戦を意識し、守備のバランスを崩すことなく、1トップのトニをジラルディーノに代えるだけで、2枚の交代枠を温存する結論に達していた。

両チームの延長戦での戦いは、激しいカウンターの応酬になった。ドイツはクローゼに代えノイビル、イタリアは、カモラネージからイアキンタ、ペロッタからデルピエロ、と勝負を仕掛けている。両チームとも、激しい体力の消耗から戻りが遅くなり、広大なスペースがあらわになり、決定的なチャンスを何度も作るが、それでも最後の砦だけは許さなかった、奪えなかった。その中で生まれたあの結末。延長戦は見るものにとって、至福のときだった。

イタリアはできる限りのことを全て遂行し、ドイツに勝利した。ここ一番の度胸と勝負強さは、やはり抜群。攻撃的と言われていたイタリアは大会中に守備的なイタリアに回帰して、決勝に進むことを成功したのだった。

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ドイツ 1-1(PK4-2) アルゼンチン

得点
80’クローゼ1(ドイツ)
49’アジャラ1(アルゼンチン)

これが各国メディアに酷評されたドイツなのか、ついにあのアルゼンチンまで破ってのけてしまった。

前半から両チームとも激しいプレッシングで試合の主導権を奪い合う。アルゼンチンは今までどおりショートパス主体に攻略にかかり、対して、ドイツはカウンターを狙いつつロングパスやサイドからの突破を図る。だが、両チームとも守備の意識が高く、チャンスらしいチャンスはそれほど多くなかった。

後半の49分、ついに緊迫した試合が動く。リケルメの右CKをアジャラが競り合うクローゼの肩口から身を投げ出すようにしてボールを頭で叩いて、先制ゴールを上げる。高さで劣ることを自覚しているアルゼンチンらしい弾道が低く鋭い軌道のCKからだった。

アルゼンチン相手にチンタラしていたら逃げ切られてしまうドイツは62分、クリンスマンはドイツベンチにいる唯一の切り札的存在のオドンコールを投入する。アルゼンチンのペケルマンも動く。リケルメOUT、カンビアッソIN。

アルゼンチンは時間稼ぎという巧妙なマレーシアを駆使し始め、守備を重視する戦術に移行する。守備と攻撃の構図が明確になり、前半圧倒されていたボールポジッションを観客の大声援に比例してドイツが押し返し始め、アルゼンチンを攻め立てる。

そして残り試合10分に差し掛かったときだった。シュバインシュタイガーと交代していた194cmのボロウスキがゴール中央に、バラックがサイドに流れた。左サイドでボールを受けたバラックは中央にふんわりとしたクロスを上げる。そのクロスをボロウスキがゴールやや左のクローゼに流す。そのクローゼがゴール右に強く叩いて、ついにネットを揺らしたのだ。

反撃に出たいアルゼンチンだが、いつもはソリンが上がるため、3バックのシステムになるところ、オドンコールの突破を阻止するべくソリンが最終ラインに飲み込まれて、リケルメを欠き、ロドリゲストップ下という形では有効な攻撃はできず、守りに入るしかなかった。貴重な交代枠もGKアボンダンシエリの故障で消費し、サビオラやアイマール、さらにメッシをも投入できなかった。

ドイツもバラックが足を負傷しながらもプレーし続けていた。その痛々しい姿はまるで肩を脱臼しながら戦ったベッケンバウアという過去の偉大の主将を思い出させた。

両監督の知略も交ざりあったドイツとアルゼンチンの死闘は延長戦でも決着が付かず、PKに委ねられた。ドイツは4人全員が決め、アルゼンチンは2人がレーマンに阻止された。その瞬間、ドイツとアルゼンチンの長い死闘に終止符が打たれ、ドイツが超克したのだった。

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スペイン 1-3 フランス

得点
28'ビジャ1(スペイン)
41'リベリ1、83'ビエラ1、92'ジダン1(フランス)

太陽のように明るく、そして眩し過ぎるほど輝きを放っていたスペインと低飛行ながらも決勝TMに上ってきたフランス。

キックオフからスペインは高いディフェンスラインを引き、アンリを何度もオフサイドに掛けていた。前半28分にビジャのPKから先制した後も追加点をも狙うべく、ディフェンスラインは高く保たれている。スペインは確かな自信があったに違いない。ウクライナ戦では見事に機能していた。サウジ戦ではつまらないミスから破られる場面があったのだが、消化試合からくる油断であれば問題なかった。

しかし、フランス戦でついにスペインの高いラインどりは欠点を覗かせ、決壊した。前半41分、スペインはアンリを嵌めるべく当然のようにラインを上げた。だが、歴戦の雄ビエラはリベリからのパスをアンリへと送らなかった。そのまま2列目から飛び出てきたリベリへとパスを返してスペインラインを突き破った。独走したリベリの同点ゴールが生まれた。

さらに後半6分、ジダンのループパスからマルダが破って見せた。これはカシージャスの好セーブに阻まれたがフランスはスペインのラインを攻略し始めていた。

しかしスペインは決して引かない。攻撃的なサッカーに誇りを持っていた。後半9分と27分に早々と交代枠を使い攻め続け、14分、22分、33分とサイドを起点にゴールを脅かす。

その後、両チームとも得点を決められず、緊迫した試合は膠着状態に陥っていた。

そのまま、延長かなと思われ始めた後半38分、スペインはゴール中央で横パスを取られるというミスを犯す。奪われたボールはあっという間に広大なスペースに走りこむアンリに送られるそうになる。プジョルは体を張ってアンリを止めた。フランスはさほど有効ではない距離からのFKを得る。そのFKはゴール中央に待ち受けるアンリの元に飛んだ。シャビ・アロンソがそれをバックヘッドでクリアしたところにファーポストにビエラが待ち受けていた。ビエラはフリーだった。ビエラは来たボールを確実にミートし、ゴールに押し込んだ。ついに、フランスが勝ち越したのだった。

その9分後、フランスはまえがかりになったスペインから中盤でボールを奪い、ジダンのドリブルから決定的な3点目を決めたのだった。フランスは難敵スペインを葬り去り、フランス大会の再現を狙うべく、王者ブラジルと激突する。

敗れたスペインはいつものスペインだった。しかし、一番印象に残っているのもスペインである。スペインは攻撃的なサッカーを披露しながらもそれが仇となり、大会をあとにしなければならなかった。

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ブラジル 3-0 ガーナ

得点
5’ロナウド1、46’アドリアーノ1、84’ゼ・ロベルト1(ブラジル)

結局はブラジルの圧勝になった。
ガーナペースでスタートしたがブラジルは前半9分、ガーナの高いライン裏に抜け出したロナウドがGKを交わして、先制ゴールをワンチャンスで手に入れる。その後もガーナの攻勢は続くのだが得点を奪うまでには至らず、対してブラジルは前半終了間際の46分、カウンターからカフーのクロスをアドリアーノが押し込んで2点目。

ブラジルは後半ものらりくらりとガーナを交わし続け、終了間際の84分、ゼ・ロベルトのオフサイドギリギリで抜け出して駄目押しの3点目で勝負あり。

ガーナの中盤でのパス回しやドリブルなどでチャンスを作る力は申し分なかったが、アフリカ勢最大の欠点の決定力不足は相変わらずだった。

今大会、アフリカ勢が印象に残る試合をしていた。コートジボワールやガーナがアルゼンチン、オランダ、イタリア、ブラジルなどと互角の勝負をしたのは周知の事実。彼らが勝利を収めてもおかしくなかった。だがそれは幻想。強国との実力差は明らかだった。サッカーにおける最大の課題の決定力が余りにも差が激しかった。

2010年までアフリカはこの最難関の課題を解消できるのだろうか。もしも解消できれば、彼らは一躍優勝候補となりうる力を秘めているのは間違いないと思う。

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ポルトガル 1-0 オランダ

得点
23’マニシェ1(ポルトガル)

両チームとも2戦目でグループリーグ突破を決め、次の3試合目で選手を温存して、この一戦に備えたポルトガルとオランダとの対戦は好勝負が期待されていた。この試合は予想通り、スリリングで、そして激しい波乱の一戦となった。

一進一退の攻防が進む中、先制したのはポルトガルだった。
23分、デコの上げた右グラウンダークロスを受けたパウレタがペナルティエリア内でキープし、そこに走りこんできたマニシェがボールを譲り受け、軽やかなドリブルから右足を振り抜くと、豪快にゴール右に突き刺さった。

試合はそのまま、ポルトガルのリードで折り返すことになる。ただ、終了間際、ポルトガルのMFコスティーニャがこの日2枚目の警告を受け、退場処分を受けていた。後半、1点ビハインドでも数的優位に立ったオランダは、試合を優位に進められるはずだった。

しかし、後半開始早々の3分、ゴールエリア前でのコクのボレーシュートはバーを叩き、絶好の得点を逃したオランダは、前半にロナウドを負傷退場に追い込んだボラルーズが2枚目の警告で退場処分となり、数的優位は消え去ってしまった。そして、これを契機に、両チームの雰囲気は一触即発モードに転化して、試合はさらに荒れ始めていった。

刻々と時間が経つ中、チャンスを作りながらも得点を挙げられないオランダに焦りが見え始め、対してポルトガルもオランダの猛攻を防ぐ上で欠かせない危険なファールが必要だった。そして、にわかに高まり続けていた異様な雰囲気は後半28分、デコのファールで爆発した。小競り合いからオランダのスナイデルとファンデルファールト、遅延行為でポルトガルのリカルド、ラフプレーでヌノ・ヴァレンテ、そして33分にデコが2枚目の警告で退場となり、ポルトガルは9人で守らなければならなくなった。

オランダは目の色を変えて9人になったポルトガルを攻め続けた。それでも、得点が入らないオランダは39分には190cmのヘッセリンクを投入し、パワープレーで打開を図った。ロスタイムは実に6分もの長い時間がとられたが、得点は生まれることなく主審の長いホイッスルが鳴ったとき、全てを出しつくし、仰向けに倒れ、空を見上げるオランダの選手の傍ら、ワールドカップ11連勝を飾ったフェリペはスタッフと抱き合い、耐え続けた選手はみな折り重なって歓喜したのだった。

ポルトガルが9枚、オランダ7枚と実に16枚のカードが飛び交い、両チームとも二人ずつ4人の退場者を出した試合はポルトガルが1-0で逃げ切った。だが、次戦のイングランド戦では、デコを出場停止で欠き、負傷退場したロナウドの出場も心配される。ポルトガルとしては、オランダから勝利を得た代償はとてつもなく大きかった。

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アルゼンチン 2-1 メキシコ

得点
10’クレスポ1、98’ロドリゲス1(アルゼンチン)
6’マルケス1(メキシコ)

グループリーグを圧倒的強さで通過したアルゼンチン。曲者のメキシコをどう料理するのか、この試合の焦点だった。だが、この試合の勝者に相応しいのはチームはメキシコのほうだった。

試合開始してすぐの6分、右FKをニアにいたピネダがファーサイドに流し、マルケスが詰めて、メキシコが先制に成功する。その4分後、アルゼンチンも右CKからクレスポのゴールがすぐさま同点に追いつく。そのまま、アルゼンチンが勢いに乗ってメキシコを叩き潰すかと思われた。

だが、アルゼンチンは奇妙だった。
守備はまだしも、攻撃はセルビア戦のようなパスワークは拝見できず、リケルメのスルーパスに頼るという淡白なもので、打開を図ろうとしても、クレスポは起点になれず、サビオラはドリブルを試みては失敗するという繰り返しだった。

試合はメキシコペースになっていた。
しかし、サッカーの神はGKのファインセーブや的確なカバーリングで実力に勝るアルゼンチンの攻撃を防いだメキシコに残酷な審判を突きつけたのだった。貴重な交代枠は怪我人に費やされ、前半終了間際のチャンスは悪質極まりないエインセのファールに潰され、判定はアルゼンチン寄りで不均衡に見えた。

試合の結末もメキシコには手厳しいものだった。
延長98分、右ペナルティエリア外でロドリゲスのもう一度撃てといわれても撃てそうに無いポレーシュートがメキシコゴールに突き刺さったのだ。そのあと、メキシコは必死の抵抗を見せたが、相手はアルゼンチン。もう、かれらにできることは無かった。

これで準々決勝は順当にドイツとアルゼンチンという組み合わせになった。急速に力をつけているドイツとアルゼンチンの決戦はドイツ大会の大きなハイライトになるだろう。ディフェンスラインに不安のあるドイツとリケルメのキラーパスを持つアルゼンチン、好試合は間違いない。

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トーゴ 0-2 フランス

得点
55'ビエラ1、61'アンリ1(フランス)

得点が取れないフランスはスイスと韓国に引き分け、このトーゴ戦でどうしても勝つ必要があった。しかも、できれば2点差で。フランスは大黒柱のジダンを欠いたこの試合でアンリとトレセゲの2トップで試合に挑んだ。その効果は大いに見られたが、ただ、試合の行方を左右したのは良くも悪くも23歳リベリだった。

フランスのビッグチャンスの多くはリベリを経由していた。ドリブルで切れ込んではクロス、スペースに飛び込んでは決定的なパスを送る。彼はこの日のフランスの核を担っていた。ただ、スイス戦で打てるのに撃たなかったように、彼はシュート精度に問題があったのだった。フランスは多くのチャンスを作るものの点が入らない。まるで2002年のフランスをようだった。

しかし、55分、ついにフランスに歓喜が訪れる。リベリが得意のドリブルでぺナルティエリア内に侵入する。そこで彼は迷わず素早く、ビエラにパスを送った。そして、ビエラが落ち着いてゴール右隅に蹴り込んだのだった。

その6分後、リベリのロングボールをビエラが落として、アンリが自力での決勝TM進出を決める2点目をあげたのだった。リベリは戦犯になるどころか自分の長所を活かし、フランスを決勝TMに導く影の立役者になったのだった。

フランスはこのまま、安全に試合を進め、サポーターにブーイングを浴びながらも逃げ切った。決勝TM一回戦はスペインと戦う。ジダンも帰ってくる。この試合でトレセゲの頭は大いに役立った。リベリのパスを受ける選手は当然、多いほうがいい。果たして、ドメネク監督はどういう陣容で戦うのだろうか。

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サウジアラビア 0-1 スペイン

得点
36'ファニト1(スペイン)

今試合、過去2戦のスタメンメンバーを総入れ替えしてきたスペイン。
主力組を休養させ、控え組の試合感を保ち、競争を促す意味合いを持つ。決勝TMでの戦いは厳しく、行き詰った試合での控え組み爆発力が必要な試合もある。すでにグループリーグで控えの選手が大活躍している。日本を圧倒したオーストラリアのケーヒル、ポーランドを粉砕したドイツのノイビル、昨日のイタリアのマテラティと決定的な仕事をしている。

控え組のスペインはこの試合も流れようなパスワーク、ペナルティエリア内で落ち着きは華麗で、人々を魅了し、これまでと遜色ない試合内容を見せた。控えとはいえ、ビッグクラブで活躍する選手からしたら納得の内容ではある。まあ、厳密に言うと決定力が欠けていたのだが、枠内シュートが多かったのでこの問題を深刻視するほどではない。36分、レジェスのFKをファニトが叩き込み、ようやく先制する。

後半にはビジャやトーレス、シャビと主力の要を投入し、更なる得点を狙った。しかし、後半20分を過ぎると、ペースを落としたのか、集中力が切れたのか、それともサウジアラビアが頑張ったのか、スペインが守勢に回りはじめた。サウジの攻勢は決定機をも創り出すほどだった。その傾向は試合終了まで変わらず、スペインサポーターのブーイングが響くなか、1-0とスペインは最小得失点差で勝利を収めた。

決勝TM進出が決定しており、暑いことから無理をすることはなかったのかもしれない。(アラゴネス監督は怒っていたが) スペインは主力を温存して3連勝を飾り、これまでに無い手ごたえと評価を得て、ワールドカップ初優勝を狙う。

このサウジの敗戦で韓国を除くアジア勢の3チームの勝ち点は総じて1しか得られなかった。当初不振だったアフリカ勢はガーナが決勝TM進出を果たし、コートジボワールは大会に大きな衝撃を残した。

もし、この後行われる韓国がスイスに破れフランスが勝つとなれば、全てのアジア勢が敗退するということが起こるやも知れない。そうなればアジア枠の減少は避けられないはず。2010年南アフリカ大会のアジア予選はやっとヨーロッパ、南米、アフリカ並みの地獄に変わる。これは日本にとって喜ばしいことだと僕は思う。

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チェコ 0-2 イタリア  

得点
26'マテラッツィ1、87'インザーギ1(イタリア)

初戦で素晴らしいサッカーを披露したチェコはグループリーグで散った。

この試合、チェコを取り巻く環境は厳しかった。
前半26分、CKからマテラッツィのゴールを決められ、チェコの16強の可能性は限りなく低くなった。ロシツキーが押さえられ、怪我から復帰したバロシュも思ったような活躍ができない。当然、コラーもいない。イタリア相手に一人少ない10人での戦いを強いられ、さらにガーナがリードしているとも情報が彼らチェコの選手たちを萎えさせるのに十分な状況であった。(彼らはそんなことで諦めるような軟弱なチームではないが)

もっとも引き分けでも決勝TM進出が決定するイタリアとしても、この試合はとても危険なものだった。負けてはならない戦いの相手はあのチェコであることから、イタリアはレギュラーのFWトニをMFザンブロッタに変えてきた。それでも、誤算はあった。ネスタが途中で負傷交代するアクシデント。しかし、その交代は幸運を呼び、今大会で目立っている交代選手のゴールを生んだ。

チェコは後半、ネドベドが孤軍奮闘してイタリアゴールを脅かしたが、ブッフォンの好セーブに遭い、一方のイタリアは守備的な選手交代を施し、カウンターからまたもや途中出場のインザーギが87分に追加点を決め、勝利を決定的なものにした。イタリアの試合巧者ぶりは健在だった。

結局、チェコは1勝2敗の成績で大会を去る。稀代のフットボーラー・ネドベドを擁し、人々を魅了したブリュックナー体制のチェコの一つの時代が終わりを告げた。チェコは最後までワールドカップには縁と運が無かった。

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スウェーデン 2-2 イングランド

得点
51’アルバック1、90’ラーション1(スウェーデン)
34'J・コール1、85’ジェラード1(イングランド)

前の試合でいいところなく途中交代を余儀なくされたJ・コールはこの試合、汚名返上とばかりに再三、左サイドを崩していた。切れ味鋭いドリブルを武器に、つまらないイングランドサッカーにアクセントを与えてくれる貴重な存在の彼はこの試合、シュート力もパス能力をも兼ね備えていた。

前半34分、クリアされたボールを胸で”ポン”とワンラップして、下から擦りあげるようにシュートを放った。ドライブ回転したそのシュートは漫画のように見事に落ちて、スウェーデンゴールに突き刺さった。

加えて、引き分けが濃厚という雰囲気の後半40分、ペナルティエリア右前でボールを受けた彼は、ミドルシュートを打つと見せかけてタメを作る。その隙に、左サイドでフリーになったジェラードを確認し、ふんわりとした決定的なピンポイントパスを送った。

今日のヒーローは間違いなくJ・コールだった。

チームが残念にも引き分けに終わっただけならまだしも良かったものの、悪夢が襲っていた。試合が始まって間も無く、オーウェンが負傷していたのだった。オーウェンは手で目を覆いながらタンカに乗ったまま、観衆の目の届かないところに去っていった。おそらく、かなりの重傷・・・。イングランドはB組を1位で突破したものの喜べない状況に陥ってしまった。

対して、イングランドに敗戦したことがないスウェーデンも負けてはいなかった。前半は防戦一方だったのに対し、後半6分、左CKからアルバックがワンチャンスをものにし、リズムを失ったイングランドを攻め立てた。

その上、勝ち越しゴールを奪われ敗色濃厚だった後半ロスタイム、ロングスローがクリアされずに点々とゴール前に転がるところに、ラーションが押し込んで引き分けに持ち込む。その結果、スウェーデンはベスト16に駒を進め、同時に誇りを失わずに済んだのだった。

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エクアドル 0-3 ドイツ

得点
4'44'クローゼ2、57'ポドルスキ1(ドイツ)

ドイツは弱い。ワールドカップ開幕前の親善試合で日本という弱国に2得点を奪われ、ドイツの評判は一層、地に落ちた。開幕戦でもディフェンスラインの脆さを露呈した。21歳DFメルテザッカーと25歳のメッツェルダーの守備は闇雲にラインを上げるだけの代物だった。

ポーランド戦では不安のあるラインを補うように、中盤の守備と攻撃に重きを置いた。その結果、粘るポーランドに劇的な勝利を飾った。彼らは戦いで一番重要である、最後まで諦めることはなく、勝利を信じて疑わない日本の造語であるゲルマン魂を見せていた。凄まじいホームの声援は彼らに勇気と力を与えていた。

この試合でも主力を温存したエクアドルに快勝した。クローゼは早くも4得点。相棒のポドルスキも得点を挙げ、バラックはその実力をいかんなく発揮した。中央のフリンクスが若いDF陣をカバーし、攻撃は中央のバラックやラームとシュバインシュタイガーのコンビネーションで左サイドを崩して、決定力のあるクローゼが仕上げる。3戦全勝のドイツはホームの声援を受け、大きく成長を果たし、勢いと自信を持って決勝TMに挑む。

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スペイン 3-1 チュニジア

得点
71’ラウル1、76’90’トーレス2(スペイン)
8’ムナリ1(チュニジア)

チームを救ったのは不調にあえぐ主将ラウルの泥臭いゴールだった。
シュート数19対3、ファール5対19、CK10対0,支配率65対35。これはスペインが一方的に押しながらも点が決められない展開を表し、同点に追いつくまでの統計である。

慢心というものがあったのかもしれない。
スペインを一気に優勝候補に押すほど、ウクライナ戦で株を上げ、前途洋々だったスペインに早くも2試合目に苦難が待ち受けていた。

前半の8分、ジャジリがプジョルを振り切るフィジカルとドリブルで粘り、飛び込んできたムラリが先制するという誰もが予想だにしないことが起こった。しかし、深刻な雰囲気は全くなかった。ウクライナを粉砕した攻撃力があればいつでも返せるという風に。

実際、スペインは前半、セットプレーでチャンスを創り出していた。ところが後半になると、中盤でパス回しだけしかできなくなるほど、切羽詰った状態に陥っていた。スペインのベンチは57分まで、交代枠を全て使い切って打開を図ったが、なかなかその効果が得られず、チャンスすら作れなくなっていた。

交代選手はホアキン、セスク、ラウル。同点ゴールに関わったのはその3人だった。ホアキンのパスをセスクがミドル、GKがはじいたのをラウルが押し込んだのだった。同点に追いついたスペインは、いつものスペインに戻り、トーレスが裏に抜け出してのゴール、PKでのゴールの2得点を叩き込み、決勝TM進出を決めた。

ワールドカップで成績を残せていないスペイン。しかし、今大会はいけるかもしれない。若さ、中堅、ベテランが噛み合い、雰囲気もいい。経験もある。選手層も厚い。油断も慢心も消える。采配も的中する。スポーツ界でもスペインという国に風が吹いているのもある。お国事情で問題があるといわれ続けてきたがそれを吹き飛ばす力があるのではないだろうか。

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サウジアラビア 0-4 ウクライナ

得点
4’ルソル1、36’レブロフ1、46’シェフチェンコ1、84’カリニチェンコ1(ウクライナ)

初戦のスペイン戦で手も足も出ない大敗を喫したウクライナだったが、この試合、サウジアラビアをまるでスペイン戦の自分たちのように4-0とし、圧勝した。

ショッキングな負けを食らったウクライナの状態が心配されたが開始早々、セットプレーから先制点を奪い、勢いに乗った。先制後も追加点を奪うために、次々とチャンスを創り出した。それらチャンスはラストパスの精度に欠け、得点を奪えなかったが36分、レブロフが虹のような放物線を描いたミドルシュートが決まり、前半を終える。

後半、攻勢を掛けてくるだろうサウジの出鼻をくじくエース・シェフチェンコのゴールがセットプレーから生まれ、勝利を決定付けた。後半の途中からペースを落とし、守備的に戦い始めたウクライナから、得点を奪うほどの力をサウジは持ち得てなかった。その後、ウクライナはカウンターからシェフチェンコの突破からカリニチェンコのゴールで締めくくられた。

この日の圧勝で緒戦の悪夢は幾分か払われたはず。最も予想が簡単といわれたグループHはスペイン、ウクライナと順当になるだろう。しかし、ウクライナはこの日4点を奪ったとはいえ、課題は残された。ラストパスの精度も課題の一つだが、シェフチェンコが要求するスペースにパスが来ないというパスを供給する選手との得点イメージのズレが多くの場面が見られた。次のチュニジア戦でこの課題が修正されれば、ベスト8への道が大きく開くと思う。ベスト8の先は・・・シェフチェンコのリーダーシップ次第かな。

一方、スペインに完敗したウクライナに4-0で完敗したサウジは、次のスペイン戦はどうなってしまうのだろうか。日韓の惨劇が目に浮かんでくるのは気のせいか・・・。

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  • 過去のワールドカップの隅々まで知りたい方にオススメです。
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